第5回 評議員選任解任委員会開催

令和6年4月22日(月)

第5回評議員選任・解任委員会を開催いたしました。

評議員1名の選任について審議があり、承認されました。

 当法人の評議員も新体制となります。今後も地域福祉に貢献できるような法人運営に努めて参ります。

文責:総務課 星山

中間市遺族会 倉田賢次会長との意見交換会

令和6年4月16日

倉田賢次会長(中間市遺族会会長・福岡県遺族会会長代行)と冷牟田理事長、白尾常務理事の戦争問題に関する意見交換会を開催いたしました。

(左)白尾常務理事(中央)冷牟田理事長(右)倉田会長

(以下対談内容抜粋)

倉田会長

 若い世代に、また後世に戦争の怖さをどう伝え、その活動として継承させていくべきか、いつも考えています。

 戦争を他人事に考えがちですが、いつ巻き込まれてしまうのかわからないのです。

 私の活動の中には、日本のために戦争で亡くなった軍人を慰霊する「英霊にこたえる会」に中間市遺族会の代表として靖国神社に行くこともあります。

冷牟田理事長

 総理大臣の靖国神社参拝に関して言えば、戦後、中曽根総理大臣までは公式参拝をしていました。外国も今ほど何も言わなかったと記憶しています。平成2512月、安倍総理大臣が靖国神社を参拝した時から中国や韓国が総理大臣の靖国神社参拝に強く反対するようになり、これ以降、政治的に外交カードに使われるなどされています。A級戦犯が祀られていることがその理由とのことですが・・・。

 倉田会長

 戦争当時は東条英機をはじめとし、軍部独裁であったかもしれません。しかし、一人ひとりは国のために尊い命を犠牲にした軍人なのです。そのことを忘れてはなりません。

 冷牟田理事長

 結果として他国を侵略したかもしれませんが、日本も原爆を投下された、戦争の被害者であることは間違いありません。しかし、原爆を投下したアメリカから謝罪などはありません。日本の総理大臣だけが節目ごとに他国に対して謝罪ばかりしています。

倉田会長

 田中角栄総理大臣の時に、中国とは日中平和友好条約を締結。韓国とは日韓請求権・経済協力協定により、多くの問題が解決されたとも考えられています。

 私はただただ、天皇陛下が靖国神社に参拝していただける時が来ることを願っています。

 遺族会では、3年計画として、「語り部の育成」を掲げています。戦争体験者だけではなく、戦争体験者から戦争の恐ろしさや体験を聞いた若い人が次の世代に伝えていく取り組みです。

白尾常務理事

 原爆の被害については「語り部」が多くいるようですね。

倉田会長

 そうですね。沖縄戦に関しても「語り部」がいます。

 白尾常務理事

 学校教育の中で戦争の悲惨さを伝えるために「語り部」の話を生徒に聴いてもらうのも平和教育の一環として有意義な取り組みだと思います。

冷牟田理事長

 「この国を未来に向けてどう舵を切っていくのか」ということは重要です。覇権主義国家が近隣にある中、日本の政府・外交がどのように対応していくのか。大変重要な問題だと思います。

 倉田会長

 ウクライナ、中東だけではなく、第三次世界大戦も視野に入れておくべきです。現在の日本は平和とも言えますが、集団的自衛権が限定的にではありますが行使される中、常に危機感を持つ必要があります。

 冷牟田理事長

 日本の選挙においては投票率は年々下がり、政治に興味を無くし、平和に慣れすぎている証拠ではないでしょうか。

 倉田会長

 投票率の低さ=政治に無関心ということでしょうね。

 白尾常務理事

 ロシアとウクライナ、中東の問題からも分かるように、アメリカは世界の警察ではなくなりました。日本も同盟国や友好国と安全保障体制を構築しなければなりません。もちろんその前提として外交努力が必要です。

 倉田会長

 ロシアのプーチン大統領は「超大統領制」と言われ、憲法からも極めて強い力をもっています。日本は憲法第9条があるからという問題がありますが、そのようなことを言ってはいられない他国の状況もあるのです。

 私は昭和194月に国民学校に入学しました。空襲のサイレンが鳴って避難したりしましたが、「怖い」といった感情はあまりありませんでした。それよりも戦後の生活苦の方が大変だったのです。

 貧しい家庭の子供は靴も履けず、私自身も中学生になってから靴を履くことができました。中学生の時のことですが、昼食前になると何人か教室からいなくなり、午後の授業が始まる前に戻ってくるのです。貧しさ故に弁当を持って来ることができない学生が弁当を持ってきている同級生と同じ時間を過ごさず、校舎の影で時間をつぶすのです。私はサツマイモを弁当代わりに持って行くことができたのですが、これでも良い方なのです。昭和25年からはサツマイモではなく、麦御飯を弁当に持って行くことができるようになりました。

白尾常務理事

 日の丸弁当が貧しさの象徴のように聞かされていましたが、白米を食べられたのは、むしろ当時では裕福な家庭だったのですね。

冷牟田理事長

 昭和25年といえば1950年、朝鮮戦争が始まった年ですね。朝鮮戦争の特需で日本の経済状態が良くなり始めたことと麦御飯と関係がありそうですね。

 倉田会長

 そのとおりです。戦争というものは私たちの生活に大変な影響を及ぼすのです。日本も主体的に世界平和の一翼を担い、世界の人々が平和であり、安心して生活できる環境を作るのが私の願いです。そのために二度と戦争という過ちを犯してはならないという思いで、今の活動を命がある限り続けていきたいと思っています。

 

 倉田会長、ご多忙中にも関わらず大変貴重なお話をいただけましたこと、心より感謝申し上げます。今、私たちの平和な暮らしを支えているのは、過去に多くの犠牲あることを忘れてはいけないと強く思いました。

文責:総務課 星山

 

 

令和6年度 新規採用職員入職式を開催

令和6年4月1日(月)

令和6年度 新規採用職員入職式を開催いたしました。

1名の新入職員(介護職員)が当法人の新しい仲間になりました。

冷牟田理事長から辞令を受ける新入職員

冷牟田理事長からの祝辞

新入職員が入職の決意を述べました。

続いて、冷牟田理事長から「社会福祉法人西日本至福会の歴史、現状と今後について」の講義がありました。

新入職員の眼差しは希望に満ち溢れていました。

ご利用者様、ご家族様、職員の希望を叶えられるよう、誠実な法人運営に努めて参ります。

文責:総務課 星山

令和6年度昇格職員・中途採用職員・異動職員の辞令交付式

令和6年4月1日(月)

令和6年度昇格職員・正規昇格職員・中途採用職員・異動職員の辞令交付式を行いました。

 

副施設長への昇格職員1名、主任への昇格職員1名、リーダーへの昇格職員1名、正規職員への昇格者1名、中途採用職員1名、異動職員7名に対して、冷牟田理事長から辞令を交付いたしました。

介護老人保健施設千寿中間では、本日より新管理者(医師)として、小田原 満先生をお迎えいたしました。

 

新体制になりますが、今までと同様に地域福祉の発展に努めて参ります。

文責:総務課 星山

第174回理事会開催

令和6年3月29日(金)

第174回理事会を開催いたしました。

経営報告と挨拶をする冷牟田理事長

冷牟田理事長が議長に選任され、6つの議案が慎重に審議されました。

議案説明をする白尾常務理事

令和6年4月1日に、特別養護老人ホーム サンライズ北九州 副施設長に任命される舌間洋子 事務課長の挨拶。

4月からは女性の副施設長が1名加わります。当法人では役員をはじめ、多くの女性役職者が活躍しています。

最後になりますが、令和6年度は介護保険法・障害者総合支援法の改正を迎えます。課題は多くありますが、法人、施設で一丸となり、ご利用者、職員、地域の皆様に信頼される法人運営に努めて参ります。

文責:総務課 星山

西南女学院大学 人文学部英語学科教授 太田かおり先生との意見交換会

令和6年2月19日

西南女学院大学 人文学部英語学科教授 太田かおり先生(教育学博士)と冷牟田理事長、白尾常務理事の教育に関する意見交換会を開催いたしました。

(以下対談内容抜粋)

白尾常務理事

国を挙げて英会話のレベルを向上させようとする取り組みが進んでいるようです。

高等学校でも英検準2級合格50%を目指す目標を掲げており、今後は60%の合格率を目指すと聞きました。小学校、中学校から英語教育を取り組めば、目標の達成に近づくでしょうね。

 

 太田教授

 中間市教育委員会でも、中学校に入学してすぐの試験で英語の点数が伸び悩んでいるとの相談を受けた際に、小学校の学習がベースとなり、重要であることをお伝えさせていただきました。

 

 冷牟田理事長

 私は、現在の教育で矛盾に感じているところがあります。子供を良い大学に行かせたいと思う保護者の方の中には、中高一貫校に通わせたいと思う方も多くいます。多くの中高一貫校では受験科目に英語がありません。受験科目である算数や国語に力を入れるために、幼少期には英語を勉強していても忘れてしまうこともあるような気がします。私見ですが、中学受験でも英語の受験科目があるべきだと考えます。

 

太田教授 

 冷牟田理事長の仰られる通りだと思います。2020年から本格的に小学校で英語教育が始まり、5年生と6年生では教科となったため、成績評価も当然ありますので、中学受験で出題されても何ら問題がありません。一部私立校では入試科目としているところもあり、今後増えていくと考えています。

 

 冷牟田理事長

 しかし、最難関校と呼ばれる中学校の校長先生の話では、英語よりも国語、日本語が大切で、小学校入学前から保護者が読み聞かせ、自分でも本を読むことをすべきであるとのことでした。つまり、試験問題は日本語で書かれており、その読解力があるかどうかを問われているそうです。英語は後々、勉強すればよいとの考えなのでしょう。太田先生はどのようにお考えになられますか。

 

 太田教授

 本当に国語は大事だと思っています。小学校、中学校でも英語を教えたことがありますが、成績の良い子供達を見ていると現代国語の偏差値の高い子が多いようです。やはり言語力が大切で、現代国語ができない子は英語力が伸びにくいのです。

 

 冷牟田理事長

 模擬試験や受験での英語の問題を見ますと、出題者が求めている答えが学術的であるものも多いです。英語というよりも日本語の理解力や表現力ができないと話にならないのではないでしょうか。

 

 太田教授

 昨年の京都大学の二次試験の和訳は内容がとても哲学的で難問であり、日本語のセンスが問われています。日本語教育はとても大切です。

 冷牟田理事長

 「数学を勉強して何になる」という方も多くいますが、数学的な論理的思考能力が重要であって、これを理解するのも伝えるのも、言語力であると思っています。

 学校の先生自ら生徒にそれぞれの教科の素晴らしさや、楽しさを伝えていく。そして興味を持たせる。子供たちが納得して勉強する。それこそが大切だと思います。

 

 白尾常務理事

 そうですね。自主的に取り組まないと何事も楽しくないですし、暗記主体の受験勉強は辛いですからね。数学や物理など、何のために勉強するかわからいと言われる方も多いですが、人生の中でその先の教養を活かすために重要であることは間違いありません。

 

 冷牟田理事長

 日本でトップと言われる東京大学でも、世界に目を向ければ危機感を感じていると言います。いろいろとある中でも、後れを取っているのが英語だそうです。

 同大学は、2027年秋には学部と大学院修士課程にまたがる5年一貫の新教育課程を設置し、世界基準に合わせて授業を英語で行うとのことです。

英語ができなければ国際人としての資質を問われるということでしょうか。

 太田教授

 英語教育で重要なのが、音のインプットです。現在、中学1年程度の内容が小学校5年生、6年生まで下りてきています。

 音声と映像が充実した英語教材(電子教材)も増えてきており、それをうまく活用していけば、非常に充実した授業ができるようになってきています。

 

 白尾常務理事

 英語の会話力を上げるために、最近はタブレットでネイティブの講師と会話を中心とした学習を行い、英検準2級合格を目指す取り組みが進んでいるようです。

 

太田教授

 英語教育の素晴らしさは、共通の言語を持つ事で、言葉の壁を越えグローバルに活躍できることだと思います。

 

 冷牟田理事長

 英語ができるかどうかで重要なのは慣れであって、使わなければ忘れてしまうので普段から英語を使う環境は重要だと思います。

 

 太田教授

 外国で暮らす時だけではなく、英語科の教員や企業で海外との商談などをするときにも英語が必要となっています。このように考えると、普段の生活の中には英語が溢れ、必要であると言えます。

 

 冷牟田理事長

 英語の学習だけではなく、子供たちの教育には家庭環境も大きく影響を及ぼすと考えています。環境が学習能力を左右するのであれば、保護者はその影響を考える必要があります。

 

 太田教授

 子供は家庭、社会、学校が連携して育てていくものです。しかし、家庭がベースとなるため、家庭の役割は大きなものとなります。

 

 冷牟田理事長

 教育熱心な保護者は、今のままではいけない。学校に任せきりではいけないと思う人も多く、教育格差が現実的に出てきているのではないでしょうか。

 

 白尾常務理事

 現実的に教育格差はあります。今後、行政が教育の無償化を進める可能性もあり、貧しくても平等に教育を受けることができれば、優秀な人材を育てることにもなります。

 

 冷牟田理事長

 本日は教育についての意見交換をさせていただきましたが、高学歴が素晴らしいのではなく、教養やコミュニケーション能力を身に着けておくことが重要で、人間はバランス、人間性が最も大切であると考えています。

 教育も福祉も「地域(社会)」、「家庭」、「施設(学校)」が相互に連携して成り立っています。そこに関わる人達を育てていくことの重要性を再認識する良い機会となりました。

 太田先生、本日は本当にありがとうございました。

 

おわりに

 教育と福祉、人が中心になって関わるといった意味では、どちらも似ているところが多いような気がしました。

 福祉分野でも職員教育は重要視されています。今回の意見交換会では、職員教育に関して多くのヒントをいただくことができました。今後の職員教育に生かせるよう努めて参ります。

 太田先生、ご多忙中にも関わらず意見交換会にご出席いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

文責:総務課 星山

 

虐待防止研修開催

令和6年2月5日(月)

西南女学院大学 保健福祉学部 今村浩司教授を講師にお招きし、役職者を対象とした「虐待防止研修」を開催しました。

今村教授は、一般社団法人 福岡県精神保健福祉士協会 会長を務められるなど、障害者等の権利擁護の分野で大変ご活躍されています。

虐待防止に関しては様々な法律が定められています。

また、虐待防止には多くの取り組みがなされていますが、定期的な教育が必要であると考えています。

今回、今村先生にはご多忙中にも関わらず当法人の職員研修のためお越しいただき、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

貴重な機会を頂き、良い刺激を受けました。当法人職員においても今後の糧として参ります。

文責:総務課 星山

令和6年 仕事始め式

令和6年1月5日(金)

令和6年仕事始め式を行いました。

新年の挨拶をする冷牟田理事長

(挨拶の内容)

 年明け早々、能登半島の地震という天災、羽田空港の飛行機事故という人災が起きるなどの痛ましい災害がありました。この災害でお亡くなりになられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

 人間の不注意によって起こる災害については、当法人も人の命を預かる仕事をしているため、安全管理体制を今まで以上に徹底するよう、施設長から職員の皆さんにくれぐれもお伝えいただきたいと思います。

 どうか穏やかな日々が続くことを願うと共に、この一年の皆様の健康とご多幸を祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。

 

文責:総務課 星山

冷牟田理事長 海外視察(タイ国バンコク)

令和5年12月12日~12月15日

海外視察を行いました。

視察先1 Dream Nursing Home(ドリームナーシングホーム)2023年7月にタイ保健省より開設認可を受けた介護施設

ド リームナーシングホームは、バンコク郊外のノンタブリー県(バンコク中心地から北に位置し、直線距離にして約20kmの距離。)ノンタブリーはアユタヤ時代から続く都市です。

 入所対象者は、自分一人での生活ができない方、寝たきり状態の方、退院後で自宅での生活に必要な能力を回復するための期間での利用を希望される方です。基本的にタイの介護施設には、自分である程度生活ができる方は入所されないとのことです。

 2021年に介護に関する省令がタイ保健省により施行されました。この省令では、①サービスプロバイダー(いわゆる介護士)、②オペレーター(施設の運営責任者)、③介護施設についての新たなライセンスと登録が義務付けられました。これは、タイ国においても新型コロナウイルスが蔓延し、感染者や死者が増加した背景の下、特に感染対策としての意味合いが強いものであったとのことです。

 タイ国には日本国で言う介護保険制度が無く、介護施設への入所は自費となるため、ご利用者やご家族の負担が大きいだけではなく、施設運営も難しいようです。

 タイ国も少子高齢化が進み、様々な業種で人材不足となっています。介護人材については大きな問題となっていませんが、今後の介護需要で人材不足となることが懸念されています。

視察先2 福岡県バンコク事務所

東南アジアの情報の中心、バンコクにある福岡県バンコク事務所を訪問し、情報交換を行いました。

 国立ヒマドン大学の研究機関によると、2020年のタイ国の平均寿命は男性73.6歳、女性が80.7歳(1990年代では男女合わせた平均寿命は70歳程度)で、医療技術等の向上によって上昇傾向にあるそうです。

 介護は家族が担う(女性が主)ものとの考えが根強いことと、介護施設の利用料金が世帯収入に対して高額であることから、女性がキャリアを捨てて介護に専念することが問題視されることが多いそうです。今後は介護事業の発展も考えられるが、国の制度がどの程度後押しするかが大きな鍵となると考えます。

(参考)Globai Gender Report 2022によると、タイの女性管理職の割合は39.21%で、日本の13.28%の約3倍。

 現在の介護施設はタイ国人向けが殆どであるが、タイ政府は10年間有効のリタイアメントビザを導入していることと、一定額の預貯金と収入のある外国人が多数タイに滞在していることから、外国籍高齢者も顧客の対象となります。実際に1月に日本円で30万円以上の利用料が必要な外国人に向けた介護施設もあるそうです。

(前)冷牟田洋一  理事長

(奥)グリーンプラザ開発株式会社 小林祐馬 社長

(右)西田光孝 バンコク事務所所長

(左)東智子 バンコク事務所副所長

 

タイ国福岡県人会についての説明をいただきました。

 1982年に設立された主に企業の駐在員などによって、企業の垣根を越えて組織された企業県人会であり、福岡県バンコク事務所と県内企業とで事務局を務めているそうです。

 会員は福岡県に所縁のある方の約700名。毎月のイベント(スポーツ、懇親会等)を通じて親睦を図り、ビジネスや日常のコミュニティづくりを目的とした集まり。

 イベントの参加のみではなく、ビジネスでの橋渡しを事務局に依頼することも可能。

 今回の視察でも、運転手付きレンタカーと通訳サービスにおいては福岡県バンコク事務所を通じて福岡県人会のメンバーの関係する会社を紹介していただき、他社よりも安価でスムーズ、安全なスケジュールを組むことができました。

 

おわりに

 ドリームナーシングホームは介護のライセンスを取得し、施設開設の認可を取って「これからの介護を担う。」といった勢いと覚悟を感じたような気がします。

 日本で介護保険制度が始まった時、私たちも同じような覚悟を持ち、理想の介護を追求しようと考えていたのではないだろうかと、初心を思い出しました。

 今後も国内外を問わず視察を行い、アジアの中での日本の福祉、世界の中での日本の介福祉がどうなっているのかを知ることで、介護人材の確保、より良いサービスの提供ができるのではないかと考えます。

文責:総務課 星山

職員提案制度 表彰式

令和5年11月27日(月)

令和5年度 社会福祉法人 西日本至福会 職員提案制度表彰式が行われました。

今回は、サンフラワーズ北九州の宇都宮めぐみ介護主任が「奨励賞」を受賞しました。

受賞した提案のテーマは「VRを使ったコロナ禍における、ご利用者の余暇活動の充実」でした。

VRを使うことで、施設外の映像(思い出の場所、生まれ育った町や観光名所など)を観て外気浴の雰囲気をリアルに感じていただき、ストレスの緩和や認知症の進行予防につながるといった内容でした。

本制度は、職員の提案によって、ご利用者が安全で快適な生活を送れるような工夫や、職員が働きやすい職場づくりを目的としたものです。

西日本至福会では、職員提案制度に限らず、良い提案があればスピード感を持って対応するように心掛けています。

文責:総務課 星山